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1日2個以上の卵が身体に効くワケ


以前までは「卵を食べ過ぎるとコレステロール値が上がるから食べるのを控えた方がいい」と言われてきました。しかし、最近の研究結果では1日2個以上卵を食べた人の方が身体の良い影響が出ていることがわかっています。

 

まず第一に、善玉コレステロールが増えるということが挙げられます。実験では卵を1日3個ずつ食べた被験者の方が粒子が大きいコレステロールの量がLDL(善玉)では21〜37%、HDL(悪玉)では6〜13%増えたということです。悪玉というと悪いイメージがありますが、コレステロールを構成するリポタンパク粒子のサイズが大きければ血管壁にこびりつきにくくなります。

 

さらに、善玉コレステロールの値が上がることでコレステロールの流出脳が改善されて心臓発作などの血栓症にかかりにくくなるということです。血管にこびりついたプラークを取り除く能力が高くなったということです。

 

また、抗酸化物質が増えるというメリットもあります。卵を1日3個ずつ食べた被験者は、血中のルテインやアスタキサンチンといった抗酸化物質が20〜31%も増えたことが確認されています。どちらもカロテノイドと呼ばれる天然色素の一種で、強い抗酸化作用を持った物質です。最近ではこの物質が高齢者の脳を若く保ち、老化防止に効果が期待できるのではないかと言われています。

 

コレステロールの値が改善されるということは、血液がドロドロ状態ではなくさらさら状態に改善されるということです。血液が流れやすいと各臓器に栄養や酸素が十分に供給されるようになるので、新陳代謝が高くなり太らない体になります。また、老廃物などの排出も盛んになるのでデトックス作用も高くなり、脂肪や糖などを溜め込みにくい体に改善することが可能です。

 

大量に卵を食べるのはやりすぎにだとしても、1日に2個以上の卵を食べる習慣をつけることで老化防止やダイエット効果が期待できるのであれば、是非とも食べてみたいですね。




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