汗はどれも一緒?ベトベト汗とサラサラ汗の違いは危険度の違い
暑い夏に外を歩くと不快なベトベト汗になりませんか。
ベトベト汗を放置したままでは、何をやるにもその日のモチベーションが下がってしまいます。
でもちょっと待ってくださいよ。
どうして汗はベトベトしているのでしょうか。
いいえ、違います。本体の汗は水のようにサラサラなのです。
ベトベト汗になっているのは、あなたの運動習慣や生活習慣が原因だったのです。
ではどうして、ベトベト汗とサラサラ汗があるのでしょうか?
ここでは汗をかく仕組みと、ベトベト汗・さらさら汗の違いについてまとめています。
【べとべと汗の仕組み】
まず汗をかくメカニズムとしては、人は気温や運動などで体温が上昇したときに脳の障害を防ぐために体のある部分に対して脳から「汗をかいて体を冷やせ」という命令を出します。
このある部分というのが、エクリン汗腺という部位になります。
汗をかくための水分は血液中から調達します。
先ずはエクリン汗腺は血液中から塩分を引き出します。そうすると血中塩分濃度が低下して、浸透圧の原理で水分が血中からエクリン汗腺へと移動するのです。
初めに引き出された塩分がその後の水分を引き出すための燃料になるわけですね。
そのエクリン汗腺に移動した水分が最終的には体外に放出されて汗となるわけです。
では一緒に移動した塩分はどうなるのでしょうか?
そのまま放出されてしまうと水分の中に塩分の混じったドロドロ汗になるわけです。
この状態が続けば、体内の塩分を欠乏させて熱中症になる大変危険な状態です。
【さらさら汗の仕組み】
では汗をかく前にエクリン汗腺内に引き込まれた塩分を汗と一緒に体外に排出せずにもう一度血中に戻してしまえば、体内の塩分の欠乏を防ぐ事が出来るはずです。
塩分のリサイクルですね。
その機能がエクリン汗腺には備わっています。
こうして、一度血中から引き出された塩分と水分の内、塩分は血中に戻して水分のみを体外に排出できれば、さらさら血となるわけです。
【エクリン汗腺の働きにその違いがあった】
しかし、日ごろの運動不足やエアコンに効いた室内ばかりで過ごしているとエクリン汗腺も汗の正しいかき方を忘れてしまってついつい塩分も一緒に排出してしまいドロドロ血になっているのです。
エクリン汗腺トレーニングも筋トレや脳トレと同じように良い汗をかくトレーニングが必要になるのですね。
日ごろの生活習慣、ストレス、運動不足などでエクリン汗腺の機能が低下した現代人には、意識して良い汗をかく訓練をしなければ、汗腺の機能は復活しません。
エクリン汗腺がシッカリと働いてくれるためには、日ごろから適度な運動や、サウナや岩盤浴で汗をかく習慣を身に付けましょう。
【サウナよりも効率的な岩盤浴で汗をかこう】
エクリン汗腺の働きは、日ごろの運動不足やストレス、食習慣などの様々な要因によって低下してしまいます。
普段からちょっとした運動を生活の中に取り入れることによって運動能力をアップさせ、ストレスも軽減されるので、いい汗をかく習慣を身に付ける事が可能になります。
いい汗をかく最良の手段は、普段から適度な運動習慣を取り入れる事になります。
運動によって汗をかく事が重要なのはわかりました。
でも体を動かすことが苦手な方には毎日の生活の中で運動する時間をつくるのも億劫ですよね。
そんな時に強い味方になるサウナや岩盤浴があります。
しかし、サウナと岩盤浴には決定的な違いがあります。
サウナでかく汗は汗腺からかく汗、岩盤浴でかく汗は皮脂腺からかく汗となります。
サウナの汗もエクリン汗腺を鍛えればいい汗になるのですが、一般的にはサウナでは温熱で表面の水分と塩分を放出しているだけ、岩盤浴では遠赤外線効果によって体の内から温めて老廃物を排出しています。どちらも汗をかいてエクリン汗腺を鍛えてはいるのですが、岩盤浴ではサウナ以上にサラサラ汗をかく訓練を効率的に行っていることになります。
日ごろから汗をかく訓練をすることによって熱中症対策や、ミドル脂臭や加齢臭といったオヤジ臭対策にもつながります。
毎日の良い汗をかく習慣を身に付けましょう。
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